先日の記事で、「『カルネージハート エクサ』においては、鶴翼の陣は初期配置には適していない」と書いた。今回は、そのことについて考えてみたいと思う。

◆「鶴翼の陣」とは?


「鶴翼の陣」というのは、上の図のようなV字型の陣形のことである。相手を包囲殲滅することを目的とした陣形なので、中央の空間に相手を誘導することが望ましい(下図)。



◆初期配置としては基本的に向かない理由

『カルネージハート エクサ』では、基本的に自機から最も近い敵機を狙うようプログラムする。そのため、初期配置が鶴翼の陣だと……


こうなったり……


こうなったりする。要するに、前方に配置された両翼の機体が各個撃破されやすくなる。装甲や火力などに自信がなければやらない方がいいだろう。仮に自信があったとしても、撃破されることを前提に戦術を組み立てる必要がある。というか、そもそも本来の狙いであるはずの包囲ができていない。

◆それでも鶴翼隊形を使いたい方へ

方法論としては二つあると考えている。
まず、初期配置として使うのであれば、前述した通り前方の機体は撃破されることを前提とすること。その上で、後方の機体をどう使うかを考える。あくまで鶴翼の陣の本来の運用にこだわるなら、前方の機体を囮として迅速に包囲するよう機動することになる。
二つ目は、初期配置では別の陣形を採用し、そこから鶴翼隊形に移行すること。こちらの方法は実際に採用しているチームが非常に多い。つまり有効な方法だと言える。例えば下図のような楔型陣形。


この陣形の場合、突出している中央の①の機体が真っ先に集中して狙われる。そこで――

……あれ? 図の位置が何か変な感じになった? まぁ、いいか。
中央の機体①は囮として後退しながら敵機を引き込み、その隙に両翼の②③の機体が回り込む。


これで鶴翼隊形による包囲陣の完成である。ここから殲滅戦に移行する訳だが、見ての通り①の機体がかなり危険な状態になっている。重装甲にするか、回避プログラムを作り込むことで対応しなければならない。相手を包囲することは、火力を集中できて有利なのは確かなのだが。同時に、各個撃破されやすいことにも留意する必要があるのだ。

……肩こりが酷くなってきたから、今日はこの辺で。うぐぁぁああああ……。

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