万能に隙はないのだろうか

 今日はソニックブラスターについて考えてみる。

 ソニックブラスターは防御兵装である。飛んでくるミサイルは消せるし、地雷も機雷も消せるし、グレネードや分裂前のロケットだって消せる。つまり大抵の副武装にこれだけで対応できる。くまいぬさん曰く、カノンやレールガンといった強力な武装の弾丸も逸らせるという。副武装に困ったらとりあえず積んでおきたいレベルの万能ぶりである。しかも軽く、副武装の中でもそれなりの数を積めるし積みやすい。
では、そんな万能防御兵装には弱点はないのだろうか。つけ入る隙など存在しないのだろうか。ソニック持ち相手には、ミサイラーは絶望しかないのだろうか。

 弱点は「ある」。

 個人的に思いつく弱点が、少なくとも2つはある。まず、「弾数が限られていること」だ。……ああ、やめて。石を投げないで。ちゃんと最後まで言わせて。私だって語りたいのです。副武装の中では多めに積めると言っても地雷や機雷ほどの弾数は積めないし、検知範囲に地雷やミサイルが1発あれば普通すぐに撃ってしまう。よって結局足りない（たまに2発以上検知で使用する人もいるが、それだと定期ミサイルや散発的に撒かれた地機雷に対応できない）。とはいえ、こっちの攻撃系副武装にも弾数に限りがあるし、他の弱点プリーズと思う人もいるだろう。私もそう思う。
 そこで2つ目だ。2つ目の弱点は、「検知範囲の偏り」である。ソニックブラスターは前方に射出するという性質上、その効果範囲も前方に対して広く、側背は比較的狭い。その性質を反映してか、地機雷やミサイルなどの検知範囲も同様の長方形にすることが多い。そしてやはり、機体の側面と背後の検知範囲は前方に比べて狭い。特に後方の検知範囲は極端に狭い。よって、機動力の高いホバーなどの機体であれば、相手の背後に回り込んでからミサイルや地機雷を使うことで、ソニックに消されることなくダメージを与えられる可能性がある。運が良ければ、ダメージを与えた後でソニックを無駄撃ちしてくれることさえある。もちろん、相手のソニックが間に合う可能性もあるし、ソニック抜きで素回避されることもあるが。それでも、選択肢の幅が広がること自体は悪くないだろう。……ないよね？